■ ロボコン ■(南)
エージェントブログをご覧の皆様、
明けましておめでとうございます。
新年2回目のブログは私、南が担当させて頂きます。
前回、NHK大河ドラマ「真田丸」のお話をさせて頂きましたが、
ついに始まりました!
まさかの武田信玄の死後より話が始まっていて驚きましたが、
これからどのような展開になっていくのか楽しみです。
※さっそく各武将たちも、登場していました。
短いシーンにも関わらず、各々個性が出ており、
思わずニヤッとしてしまいました(笑)
さて、その他にも年末年始は恒例イベントが目白押しでした。
紅白歌合戦、格闘技、駅伝と今年(去年)も楽しませて貰いました。
今回も、その中で私が毎年楽しみにしているイベントについてお話させて頂きます。
「高専ロボコン」です。
かなりマニアックな内容です。共感して頂ける方とは良いお酒が飲めそうです!
高専ロボコン・・・
NHKが主催するロボットコンテスト(ロボット競技大会)で
ロボット分野における、高等専門学校生の甲子園と称される大会です。
このブログを書いていて初めて知りましたが、
正式名称は「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」と言うらしいです。
地区予選を勝ち抜いた上位数チーム(及び推薦校)が
トーナメント方式の全国大会で覇を競います。
全国大会は両国国技館にて行われておりますので、
合言葉は「目指せ甲子園」ならぬ「目指せ国技館」です!
最初は思いました。
「え、ロボット?
同時期に高校サッカーやラグビーなど華やかな大会が開かれている中で、ロボットの大会?」
はい、間違ってました。
学生時代に初めてTVで観たのですが、
すこぶる熱い内容で一発で虜になってしまったものです。
今では大河ドラマに並んで、私がNHKに気持ちよく受信料を払い続ける理由とも
呼ぶべきものになってます。偉大なコンテンツです。
高専ロボコンは、毎年大会ごとにテーマやルールが異なり、
そのレギュレーションの中で、各校自作のロボットで競い合います。
※テーマはそばの出前やダンス、騎馬戦など多岐に渡っています。
今回のテーマは
「輪花繚乱(わっかりょうらん)~輪投げ対決 目覚めよ!ホースの力~」
ビニール製のホースを使用した輪投げ勝負です。
副題に今話題の某SF大作を絡めてくるあたり、NHKのセンスの良さが伺えます(笑)
毎年自由度の高いルールが魅力なのですが、
今大会のルールを簡単に説明しますと以下の通りです。
・自陣、敵陣、中央ゾーンに高さの違うポールがあり、そこに輪を投げ入れる
・ポールによって点数が違う
・2本のポールや、3本のポール同時掛けで得点アップ
・合計点の高いチームが勝利
・ただし、敵陣含めた全部のポールに輪を投げ入れるとその時点で試合終了(Vゴール)
輪っかの射出システムも各校千差万別で、
回転式や押し出し式などバラエティーに富んでました。
特に群馬高専Bチーム「上州カウボーイ」の輪投げは、
その名の通りカウボーイの投げ縄のようで面白かったです。
また、各校の戦略も見所です。
こつこつ加点していくのか、Vゴールを狙うのか、
攻撃はそこそこに、相手の輪投げの妨害に特化したロボットで勝負する作戦を打ち出す等。
また、戦況によっての攻防判断など、高度な心理戦が展開されます。
熱いです。
正直、強豪校はルールに書いていないグレーゾーンを攻めてきます。
テーマとルールに沿ってロボットを製作する“理系脳”はもちろん必須ですが、
ルール解釈から勝負は始まっており、“文系脳”も必要とされるのです。
※相手チームの輪投げの妨害方法など際たる例でありました。
私は地区予選から楽しみに観ているのですが、
毎年いるんですよ、予選を圧倒的な強さで勝ち上がり、
「こんなのに勝てるわけないだろ・・・」っていう“モンスターマシン”が。
今回もいました。
開始数秒で全ポールに輪を投げ入れてVゴールを決めてしまうモンスターが!
相手は何も出来ず呆然と立ち尽くすのみ・・・。
しかし、このようなロボットたちもマシントラブルなどで、
全国大会で嘘のように敗退してしまうのも、この大会の醍醐味であります。
本当に熱いです。
高専ロボコンを初めて目にした時から、かれこれ10年以上は経つのですが、
「自動制御のプログラミング」や「3Dプリンターでの部品作成」などが当たり前になっており、
昨今の技術進歩は凄まじいと、肌で感じています。
他にも高専ロボコンの魅力はたくさんあります。
勝負を度外視したビジュアル推しの出オチロボット(褒め言葉です)や
各校お揃いのTシャツや法被、応援歌など“風物詩”と呼べるものが満載です。
もしもご興味があれば皆さんも如何でしょうか。
「高専ロボコン」熱いですよ。
ちなみに、大会テーマやルールは毎年4月頃の発表となっております。
今年はどのような大会になるか今から楽しみです。
それでは、最後になりましたが、
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。