■　幸せの形　■(金子)

社員ブログをお読み頂き、まことにありがとうございます。
ISITEN採用事務局の金子です。

本日は、抗がん剤と「幸せ」について、少しお話させて頂きます。

「『抗がん剤は効かない』は本当か？」
先日、ある新聞に載っていた記事です。

最近で言うと川島なお美さんが胆管がんでお亡くなりになりました。
治療の際、「抗がん剤の副作用で舞台に立てないのであれば、
(抗がん剤治療は行わず)最後まで女優でありたい」
上記のような言葉を残されたようですね。

私も、抗がん剤を使うと、
「髪が抜けて、食欲が出ず、痩せこけていく」左記のようなイメージを持っていました。
色んな本に書いてありますし、
「本に書いてある」＝信憑性は高いのだろうと思っていました。

しかしこの新聞の記事では、ここ10年ほどの急激な進歩で、
抗がん剤の副作用は対策は飛躍的に進んだと書いてありました。
川島さんが本当はどのように考えていたのか？
本当に上記のような言葉を発したのか？
主治医から説明があったのか？
等々を考えても仕方のない事なのですが、、
少なからず医療業界に接し、毎日のように
お医者様である皆さまや、医療機関担当者様と
お話させて頂いている我々でも、
抗がん剤の副作用について詳しく知りませんでした。

私は癌に罹患したことはないですが、
20歳の時にネフローゼに罹りました。
今も大学病院に行っています。
その時、パルス療法という治療法で、
まずは腎機能の回復を目指しました。
その際、ステロイドの副作用で緑内障に罹りました。
私は、透析患者になることを思えば、
緑内障(の治療)程度は我慢できるのですが、
人によっては、自分の主治医にクレームを出す人も
いるんだろうなと思います。

もともと、医師(医療者)と患者の、
知識の差は埋めることはできないもので、
むしろこのネット社会においては、
情報過多で、我々患者が情報の取捨選択が出来ず、
間違った情報・古い情報などを鵜呑みにしてしまうことで、
本来の医師と患者の関係をうまく築けない人たちが
たくさんいるように思います。

話を戻しますと、もし川島さんが前述のように考え、
その上で抗がん剤治療を受けなかったのであれば、
それも一つの答えだと思います。
幸せの形は人それぞれですから。
抗がん剤治療の副作用が小さくなっても、少なくなっても、
ゼロでない限り、仕事が出来なくなることを恐れたのかもしれません。
川島さんにとって、半年・1年長く生きるよりも、
死ぬまで、「女優　川島なお美」であることを望んだのではないでしょうか。

私ならどうか…と考えても、
なかなか思い浮かびませんが、
今は、思いもよらない「何か(急病)」に備え、
保険等に加入し、日々の健康に気を付けて生きております。
皆さまも、日々お忙しいことと存じますが、
健康な身体あってこその幸せです。
何卒ご自愛くださいませ。

それではまた次回。

＜＜今月の美味しい情報＞＞
今月は、私の人生を変えたお食事処をご紹介させて頂きます。

■うかい竹亭
和食が好きな方はご存知の方も多いと思います。
うかい亭です。

都心からは若干距離が有りますが、
行くなら、季節は冬、時間は夜がお薦めです。

(京王線終点の「高尾山口駅」からバスで5-10分程度です。

　※専用バスが出ていますが、お車をお持ちの方は、お車でのご来店をお薦めします。)

ここのおススメは、お食事が美味しいことは
言うまでもないのですが、
その圧倒的なロケーションです。

完璧に手入れされた日本庭園、しんしんと降る雪、
美味しいご飯、愛想の良い接客…
感動で、食事後に帰りたくなくなること間違いなしです。

あえてお食事には大きく触れませんが、
先付け(前菜)から、甘味・水菓子まで、
全てが納得できるお味です。
コース料理はどれも美味しいのですが、
うかい亭と言えば「鯉」です。
鯉こくも、全く臭みが無く、
川魚が苦手な方でも、美味しく召し上がることが出来ます。
※別途で注文可能です。

ちなみに、私の人生を変えたという点ですが、
私は妻にここでプロポーズをしたのです！
コースの他にケーキを注文し、
「MARRY　ME」
と書いてもらったのですが、
クリスマスということも有り、妻には
「MERRY　ME」
に見えたようで、キョトンとされてしまいました。

また、ケーキはホールで注文したので2人では食べきれず、
八王子から千葉まで持って帰りました(笑)