■ 甲子園の季節が終わってしまいました ■(南)
エージェントブログをご覧の皆様、
日本ドクターズクラブの南です。
前回、こちらのブログにて夏の甲子園のお話をさせて頂きましたが、
何としても今大会の総括をしなければいけないという、
誰にも求められていない使命感に駆られてしまいましたので、責任を果たしたい思います。
いや~、今年は面白かったですね。
まさに高校野球生誕100周年に恥じない熱い闘いの連続でした。
今年の甲子園を一言で表すならば、「スターが輝いた大会」と言えるのではないでしょうか。
例年、大会前から注目される、所謂“スター候補”と言われる選手は、何人かおります。
ただし、その多くは注目されるが故のプレッシャーで不調に陥ったり、気合いが空回ったり、
疲労であったりで、なかなかその実力を発揮出来ないまま、大会序盤や中盤で甲子園を去ってしまうケースが多いのです。
しかし、今大会はスター候補たちが、その実力を遺憾なく発揮し、
ファンの期待以上の活躍をして勝ち残るという、稀有な大会でした。
盛り上がらないはずがありません!
さて、ベスト4に残ったチームがこちらです。
全てのチームがスター選手を擁し、話題性抜群。
●東海大相模(神奈川)
高校レベルでは滅多に見られない、小笠原君と吉田君のプロ注目の左右ダブルエース
●仙台育英(宮城)
東北勢初優勝の期待を一身に背負う、エース佐藤君と今大会3本塁打の平沢君
●関東一(東東京)
激戦の連続を制した勝利の立役者、走攻守全てが規格外の「韋駄天」オコエ君
●早稲田実業(西東京)
もはや社会現象。「甲子園は清宮のためにあるのか」怪物ルーキー清宮君
野球はチームスポーツなので、普段は(特に高校野球の場合)あまり個人に偏って注目をしない私なのですが、
それでも注目せざるを得なかった大会でした。
結果は決勝で東海大相模が仙台育英に競り勝ち優勝。
優勝候補がそのまま優勝するのは、不確定要素が多く戦力が拮抗する夏では難しいことなのですが、東海大相模はやってのけました。
スコアは10-6でしたが、(疲労困憊の決勝戦では良くある)大差での決着かと思われたところの6回裏 仙台育英の同点打、
東北に夢を与える熱戦でした。
仕事中でしたので生で観戦出来なかったのが悔しい程の展開でした!
東北勢初優勝は今回もお預けになってしまいましたが、その時は近いのではないでしょうか。
この他ベスト8に残ったチームを見ると、
花咲徳栄(埼玉)、秋田商(秋田)、九州国際大付(福岡)、興南(沖縄)と東日本、特に関東勢の躍進が印象的な大会でした。
また、優勝経験もある私立強豪校が県立校や初出場校に初戦で敗れるなど、新しい時代を感じる大会でもありました。
ここで、(熟考に熟考を重ね)個人的な今大会のベストバウトを1つ・・・
【3回戦】
関東一vs中京大中京
関東一のキャッチャー鈴木君と、中京大中京のピッチャー上野君は中学時代バッテリーを組んでおり、
なんとこの甲子園で対戦するという小説や漫画のような展開が実現します。
試合は息詰まる接戦で1-0で関東一が勝利しますが、鈴木君と上野君の意地と意地をぶつけ合うような対決は、
観戦していて清々しいものがありました。
現在、上記に挙げたスター選手たちの多くは18歳以下の世界大会「U-18 ベースボールワールドカップ」で
日本代表として同じチームで戦っております。まさにオールスター。
そして往年の先輩たちでも成し遂げられなかった、優勝という栄冠まであと少しのところまで迫っています。
さらには、今後、新チームで挑み来年のセンバツ代表校を決める秋季大会、
現3年生最後の大会である国体、緊張のドラフト会議など、まだまだ私の高校野球熱は収まりそうありません!
これだけ高校生が頑張っているのだから、
自分も頑張らなければ、と感激してしまった夏の終わりでした。
まぁ、毎年のことなのですが・・・。
それでは、また次回に。