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■ 勝利至上主義か教育か健康か ■(南)

エージェントブログをご覧の皆様、

ISITENの南です。

 

さぁ、ほとんど決まってきましたね。

令和になって初の甲子園、

その各代表校が!

 

今年は例年になく投手豊作の年と言われ、

球速150kmを超える豪腕投手が全国で10人以上も現れるという異常事態となっております。

「140km投げたら超高校級」と昭和生まれの自分としては隔世の感が極まった気がします・・・。

 

その中でも“BIG4”と称される

「大船渡(岩手)・佐々木投手」「星稜(石川)・奥川投手」「横浜(神奈川)・及川投手」「創志学園(岡山)・西投手」

は、下級生の頃から注目される別格の存在でした。

 

しかし、遠い!

甲子園の道は果てしなく険しい!

 

BIG4の中で甲子園での勇姿を見られるのは星稜の奥川選手だけとなり、

そのBIG4を含め、豪腕と言われたほとんどの投手が地方大会で姿を消しました。

驚くべきは、その投手たちが“投げずに負けた”のではなく“投げて負けた”ことにあります。

投手も打者も飛躍的にレベルアップしており驚きますね。

 

さて、いつもならここで

注目校や選手の紹介などを呑気に行っているところですが・・・、

“投げずに負けた”ある投手について取り上げたいと思います。

 

大船渡高校の佐々木投手です。

佐々木投手は最速163kmを誇り、

メジャーからも注目される高校野球史上最高の素材と称されております。

 

佐々木投手は甲子園を決める大一番の岩手大会決勝に出場しませんでした。

前日の準決勝を完投したこともあり怪我のリスクを避るため、監督が登板回避を決断しました。

結果、大船渡高校は決勝で敗退し惜しくも甲子園出場を逃しました。

 

この決断に賛否両論が巻き起こっています。

 

つい先日も「喝だ!」で有名なプロ野球界の重鎮に、

某有名現役メジャーリーガーが苦言を呈するなど、

悲しいかな、各所で場外乱闘気味の社会問題と化してしまっております。

 

甲子園のための勝利至上主義か?

部活動としての人間教育か?

チームの思いを優先すべきか?

選手の健康を最優先するべきか?

 

職業柄、スポーツ医学専門の整形外科の先生などにお話を伺うこともありましたが、

15~18歳の身体が出来上がっていない高校生の投球過多は選手寿命を縮めますし、

生活に支障が出てしまう怪我のリスクが存在するのは確実です。

ここは皆さんそう仰います。

 

では、

何をすれば安全なのか?何をしなければ安全なのか?どこまでが安全なのか?

この点については医学的・科学的な答えは出ておりません。

投球数制限や登板制限などが叫ばれますが、

因果関係が分からない以上「怪我のリスクを飛躍的に減少させる方法」が見つかっていないのも事実です。

 

いち高校野球ファンとして思うことは色々ありますが、

選手と監督とチーム事情についても外部には分かりません。

分からない以上、やっぱり軽はずみな発言は難しいですね。

※でも実際に試合を見た人はこの問題の本質は「佐々木投手の登板回避」ではないってことが分かります。

 

私が言いたいのは、

選手たちが納得できるかたちで高校野球を終えて欲しいということだけです。

 

あまりにもナイーブな件ですので、

卑怯ですがここは静観したいと思います!

 

8月にはきっと、騒動をかき消してくれるような

我々の想像を超える令和の怪物が生まれてきてくれることでしょう。

 

それではまた次回に。

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