■ 第100回記念大会 ~その1~ ■(南)
エージェントブログをご覧の皆様、
ISITENの南です。
このブログを書いている8月21日は、
全国高等学校野球選手権大会こと夏の甲子園の決勝戦です。
今年は第100回の記念すべき大会であり、
その大会に相応しい決勝カードとなりました!
決勝戦
大阪桐蔭(大阪)- 金足農業(秋田)
史上初の同一校による2度目の春夏連覇がかかる大阪桐蔭と、
東北勢悲願の初優勝がかかる金足農業との戦いとなり、
どちらが勝ってもメモリアルな試合となる決勝戦でした。
特にこの決勝戦は興味深い構図となっており、
「全国から集めた選りすぐりのエリートを鍛え上げ総合力で勝ち上がる現代野球の到達点(大阪桐蔭)」
と、
「“おらが町”の公立校が絶対的なエースを柱にして守り勝つ高校野球の原点(金足農業)」
との戦いとなっているのです。
どちらが良いか悪いかの問題ではありません。
このような全くの対極にある2校が決勝で相まみえるという事実が、
高校野球ファンである私には堪らない歴史的な出来事なのです!
試合展開について書くのは野暮になってしまうので割愛させて頂きますが・・・
大阪桐蔭さん、春夏連覇おめでとうございます!
絶対王者であり勝って当たり前のプレッシャーの中、
全国から研究され尽くし厳しいマークに会う中、
当然の如く勝ち進むことが出来るのは、並大抵のチーム力では成し得ません!
金足農業さんもお疲れ様でした。
十分、夢を見させてもらいました。
胸を張って秋田に凱旋して下さい。
さて、春のセンバツの時は「応援」について触れました。
今大会も魅力的な応援風景がアルプス席に溢れていましたね。
よく「甲子園には魔物がいる」と言われますが、
この魔物の正体は、移り気な観客の心だとも言われています。
そんな天邪鬼な観客の気持ちを振り向かせるのに、
ブラスバンドの応援は大きな力を持っています。
ここで、
個人的に今大会最も印象に残った応援歌をご紹介します。
◆青のプライド(奈良大学附)
これは今大会で初出場の奈良大附属高校のオリジナル応援歌です。
千葉ロッテマリーンズの応援団長として、様々なチャンテ(チャンステーマ)を作曲した方が、
奈良大附属のために書き下ろした曲です。
壮大なイントロから始まり、重低音が特徴的な曲調、
相手を威圧するかのようなリズム感。
私はこれは聴いたとき、一発で好きになりましたね。
こんな曲がチャンス時に球場で鳴り響いたら、それは奈良大附属を応援したくなると思います(笑)
それぐらい盛り上がる曲だと感じました。
奈良は、昔から智辯学園と天理の2強体制でした。
その2校は「ジョックロック(智辯和歌山でも有名ですね)」と「わっしょい」という、
全国にも知れ渡る代表的な応援歌があります。
今回、その2校の壁を破って悲願の初出場を果たした奈良大附属は、
この「青のプライド」という武器を手にしたことにより、
今後、奈良県大会が三つ巴の様相を呈するのではないかとの予感を抱きました。
※番外編も一つご紹介
◆タイガーラグ(金足農業)
「秋田と言えば?」と言われれば、この「タイガーラグ」です!
タイガーラグはジャズのスタンダードナンバーであり、
秋田商業が初めて高校野球の応援に取り入れたと言われています。
一説によると、秋田の高校の約9割以上がこのチャンテを使用していると言われおり、
秋田県代表が出る試合は必ずと言って良いほどこの曲が流れます(笑)
各校、曲の構成やリズムなどが異なっており、個性を楽しむことができます。
金足農業はアップテンポで軽快なタイガーラグを披露しておりましたね。
私もこの応援歌は大好きなのですが、
失礼を承知で申しますと、秋田勢は勝ち進むことが少なく、
試合の中でのチャンス自体が少ないこともあり、なかなか甲子園で聴く機会に恵まれませんでした。
しかし!
今年は思う存分タイガーラグを楽しめました!
その点においても金農ナインには感謝の気持ちしかありません(笑)
本当ならこれから
印象的だったチームや試合をご紹介したかったところなのですが、
次回にまわします!
もう少しだけお付き合い下さい(笑)
それでは、また次回に。