■ 水の形 ■(佐藤)
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今週のブログは佐藤よりお届けいたします。
「水の形」
皆さんはどのような形を想像するでしょうか。
化学式だとH2O
水素と酸素の化合物。
水そのものの形からはずれるかも知れませんが
方丈記の一文にある。
「ゆく河の流れは絶えずして
しかも、もとの水にあらず」
常に流れ続ける状態であって
常に同じ形ではない。
私自身はそんなイメージが強い水。
さて、今回自分が観た水の形は
ラブストーリー。
「The Shape of Water」を
鑑賞してきました。
映画好きと言っておきながら
今年初の映画館!
※もはや映画好きは公言できませんね。
監督のギレルモ・デル・トロ
以前の監督作品「パンズ・ラビリンス」はとても魅了されました。
今作でも異形の生物への愛が溢れていました。
簡単なストーリーとしては
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1962年の冷戦下のアメリカ。
政府の研究施設で清掃員として働く発話障害の女性イライザは
南米から連れて来られた半魚人を目撃します。
卵(?)や音楽を通して少しずつ心を通わせるようになる二人。
そんな中、彼女は彼が実験材料として解剖される事を知ってしまいます。
彼女が取った行動とは。
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おとぎ話のような幻想的な世界の中で
現実か夢か分からない独特の雰囲気。
そんな映画の世界にどっぷりと浸ってしまいました。
特に終盤に差し掛かる場面での
暗転からのミュージカルのシーン。
驚くと共にとても心をつかまれました。
これは映画館で体験して欲しい!
いやぁ40代の女性と半漁人のラブストーリーなんて
話に入れるはずがないと思っていましたが
ここまで感動できるとは・・・
・第74回ヴェネツィア国際映画祭「金獅子賞」受賞
・第90回アカデミー賞では作品賞など4部門を受賞
・第75回ゴールデングローブ賞でも2部門を受賞
まさに今鑑賞するべき作品。
週末、是非映画館へ足を運んでみてください。
映画の感想となってしまった今回。
今週のブログはこの辺で。