■ ドラフト ■(南)
エージェントブログをご覧の皆様、
ISITENの南です。
「プロ野球ドラフト会議」
ニュースなどで大々的に取り上げられておりましたので、
ご存じの方も多いのではないでしょうか?
10月26日はプロ野球の各球団が新人選手獲得(厳密に言うと交渉権獲得)を行う
ドラフト会議の日でした。
アマチュア野球観戦が趣味の私としては、
ある意味、明日から始まる日本シリーズよりも重要なイベント!
有力選手のくじ引き競合や予想外の選手の指名、
他球団の動きを読み切った見事な一本釣り(単独指名)、
有名選手のまさかの指名漏れなど、毎年様々なドラマが生まれております。
そして、注目の1位指名はこのようになりました!
ロッテ 安田尚憲 (履正社)
ヤクルト 村上宗隆 (九州学院)
日本ハム 清宮幸太郎(早稲田実)
中日 鈴木博志 (ヤマハ)
オリックス 田嶋大樹 (JR東日本)
読売 鍬原拓也 (中央大)
楽天 近藤弘樹 (岡山商大)
DeNA 東克樹 (立命館大)
西武 斉藤大将 (明治大)
阪神 馬場皐輔 (仙台大)
ソフトバンク 吉住晴斗 (鶴岡東)
広島 中村奨成 (広陵)
やはり注目ポイントは、
「高校BIG3と呼ばれる清宮・安田・中村はどこが指名権を獲得するのか?」
でした(清宮・安田・中村の説明は今更ですので割愛します!)。
結果は上記の通り、
メジャー志望の強い清宮選手はメジャー移籍に寛容な日本ハムに、
長打力が魅力の安田選手は強打者が不在の千葉ロッテに、
広島生まれ広島育ちの中村選手は地元の広島カープにと、
まさに本人の希望と、球団の需要が一致したと言って良いのではないでしょうか。
紹介業に身を置く私としても、ビックリな理想的マッチング!
さて、その人材紹介という視点から考えてみると、
「ドラフトって職業選択の自由(憲法第22条第1項)に反してるんじゃない?」
という疑問が生まれてきます。
選手たちは自分で球団を選べないですからね。
※昔は逆指名という制度がありましたが、
これも選手全員に与えられた権利ではありません。
結論から申し上げますと反してはおりません。
まぁ、もしも違憲ならばドラフト会議なんてものは消滅しておりますが・・・。
難しい話になってしまいますので、
物凄く柔らかく説明させて頂きますと、
プロ野球選手は球団の社員即ち「労働者」になるわけではなく、
「個人事業主」として球団と個別に契約することになります。
球団への就職ではないので、「職業選択の自由」の範囲外という解釈ですね。
当のプロ野球側は
「プロ野球という一つの会社の中で、各球団という部署に選手の配属を行っている」
といった意味でドラフトを考えているようですが(笑)
なんだかスッキリしませんが、
今回のドラフトで生まれる新たなプロ野球選手の中で、
未来のスター選手が誕生することを願いつつ、
終わりとさせて頂きます。
それでは、また次回に。