■ 球春到来 ■(南)
エージェントブログをご覧の皆様、
ISITENの南です。
3月も中旬に入ったにもかかわらず、
まだまだ寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
あまり春らしい気分を味わえてはいない今日この頃ですが、
そんな中でも野球界は春真っ盛り!
現在開催中のWBCでは激闘に激闘を重ねながらも、日本が全勝で準決勝進出。
日本以外の各国も、緊張感あふれる熱い試合が続いております。
プロ野球もオープン戦が始まり、
WBC組が不在の中で、二番手だった選手や若手が猛烈アピール中。
スタメンの座を虎視眈々と狙っています。
そして、何と言っても春の甲子園、
通称「センバツ(選抜高等学校野球大会)」が
ついに19日(日)に開幕となります!
思えば、
本ブログに夏の甲子園のことについては毎年のように触れておりましたが、
春についてはノータッチでした。
しかし、今年のセンバツは触れざるを得ない程、魅力的な大会であります。
そもそも「センバツ」とは何かと申しますと、
文字通り、選抜された高校が日本一を競う全国大会で、
夏と同じく全試合が阪神甲子園球場で行われます。
もの凄く簡単に説明するならば、
以下のように選抜された全32校の全国大会なのです。
●秋の大会(新人戦)で各地区の成績上位校(優勝、準優勝校等)を
地区ごとの規定数で選考=選抜
●上記成績上位校には届かないが、それに次ぐ成績で、
離島や雪国などの地域的ハンデや文武両道の高校などを3校選抜(通称:21世紀枠)
夏の優勝旗の色が"深紅"であるのに対し、センバツの優勝旗は"紫紺"。
球児たちはこの紫紺の優勝旗を目指して戦います。
さて、今年のセンバツは何が魅力的なのか?
それは、例年になく「スラッガー」が多く集まる、強打者の大会なのです!
ここ数年、甲子園と言えば、
「150kmを超えるプロ注目の右腕」や「防御率0点台のサウスポー」、
「○○のダルビッシュ」など、話題に挙がるのは投手ばかり!
さらに、センバツは春開催なので、
夏と比較すると打者の仕上がりがそれ程高くなく、
気候も投手有利なので、例年「投高打底」の大会になります。
にもかかわらず、今大会は
某野球雑誌が「春でも打ち勝つ!」をテーマに掲げた程の
「打高投底」が予想される大会であります!
特にBIG3と言われる
清宮幸太郎(早稲田実)、安田尚憲(履正社)、金成麗央(日大三)の3人は大注目。
この他にも、
福元悠真(智辯学園)や古賀悠斗(福岡大大濠)、西浦颯大(明徳義塾)など、
スラッガータイプの強打者がずらり・・・。
彼らの打棒に高揚感が収まりません。
また、例年になく注目校が集まったのも今年のセンバツの特徴です。
特に履正社、大阪桐蔭・早稲田実・日大三の4校が一同に会するのは、
相撲で言えば、白鵬・日馬富士・鶴竜・稀勢の里の4横綱を彷彿とさせる
豪華でオールスター的な顔ぶれと言えるでしょう。
履正社と大阪桐蔭は共に大阪の高校であり、
早実と日大三も同じ東京(西東京)に属する高校です。
と、言うことは、基本的に1県1代表制の夏の甲子園では、
絶対に同時出場することが無く、どちらかしか全国の切符を手に出来ない高校同士なのです。
※ちなみにこの東京・大阪を含めて、今大会では9都府県で2校同時選出されています。
東西の横綱達を全国大会で拝めるのは、この「センバツ」しかないと言った意味でも
正に高校野球のオールスター的大会となりました。
そして、開幕の19日からいきなり「履正社(大阪)×日大三(東京)」が実現し、
屈指の名門校対決である「早稲田実(東京)×明徳義塾(高知)」が、
23日のWBC決勝戦とほぼ同時刻に行われるという、
高校野球ファン垂涎の試合が初戦から目白押しのこの「センバツ」。
本当は、注目の試合を10戦ほどご紹介させて頂きたかったのですが、
あまりにも長くなってしまいそうなので割愛させて頂きます。
毎回述べていますが、単純な戦力比較では予想通りにいかないのが高校野球。
センバツは秋の大会での成績により選ばれた高校同士の大会と説明させて頂きましたが、
ポイントはあくまで"秋"の段階での戦力評価ということ。
高校生の成長度合いは計り知れず、
一冬越えると全く別のチームになっていたりすることが珍しくありません。
そこが高校野球の醍醐味でもあります。
センバツは19日に開幕し、決勝戦は30日。
計12日間の戦いです。
はたして春風は吹き荒れるのか?
熱戦に期待です!