■ 人工知能と仕事 ■ (佐藤)
ISITENエージェントブログをご覧頂きありがとうございます。
今週のエージェントブログは佐藤よりお届けいたします。
水不足や台風について綴った前回のブログより早くも1ヶ月。
台風1号は南の海で発生したそうですが
今年の水不足は更に深刻具合は増していますね。
それに伴って今年は記録的な酷暑になる事も予想されており
『熱中症』にならないように日々気を付けていきましょう。
さて、最近、本屋巡りをしていると「人工知能」というキーワードが入った書籍を
目にする機会が多くなったなと、ふと思いました。
そんな中、気になるニュースを思い出したので御紹介したいと思います。
医師10万人以上(国内医師の3人に1人)が参加する
医師専用サイト「MedPeer(メドピア)」を運営するメドピア株式会社https://medpeer.co.jp/が
会員医師を対象に、「人工知能が診療に参画する時代は来るか」に関して
アンケートを実施した結果でございます。
アンケートに回答が有った3,701名に会員医師の結果としては
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順位 回答 回答数(人) 占有率
1 来る(10年超20年以内) 1,208 33%
2 来る(5年超10年以内) 837 23%
3 来る(20年超50年以内) 596 16%
4 来る(5年以内) 470 13%
5 来ない(100年経っても来ない) 379 10%
6 来る(50年超100年以内) 211 6%
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20年以内と回答した医師は68%にのぼっている事が分かります。
記事内にもありますが、それらの医師の意見として
・数値化やマニュアル化できる部分に関しては早いうちに機械化ができる
・今でも既に診断時にインターネット検索を活用している
・専門性が必要で見逃しにくい希少疾患には人工知能が有用
上記などがあげられていました。
ニース元は下記をクリック下さいませ
https://medpeer.co.jp/press/_cms_dir/wp-content/uploads/2016/05/Posting_20160518.pdf
人工知能に造詣が深いわけではありませんが
処理速度などは現在の人間の能力より遥かに高く
それらが診療の場でも活かされる時代が来る事を感じられます。
また人工知能の話題と同時に語られる事として
人工知能やITが人間の仕事領域へ進出していき
仕事を奪っていくといった点があるます。
医師数が今後、過剰になるのではといった事も度々話題にもなりますが
近い将来、人工知能が医師の仕事を奪うような可能性もあるのかもしれません。
我が身に置き換えて考えた時、先生方と医療機関をつなぐという私の仕事も
人工知能に取って変わられる可能性があるのではないかと感じました。
いや、非常に高いのではと。
現在の求人サイト上にある求人情報と先生方の希望を
単純にマッチングするのであれば、より初期速度の速い知能の方が優れている。
そんな風に考える事もできます。
だとするならば、先生方と医療機関との間に私が介在する価値とはなんでしょうか。
そんな事を考えていた時にアンケートの回答の中の
以下の回答が自分の心に響きました。
「いまでも診断学はだいぶマニュアル化していますので、機械ができる⽇も遠くないと思います。
医師の⻑年のカンというのも、基本的には経験に基づいた蓄積データからの引き出しなので
機械はできるようになるでしょう。しかし結果の IC(インフォームドコンセント)や治療法の選択についての
話し合いはやはり⼈と⼈のコミュニケーションが必要だと思います。(40代、消化器内科)」
上記の言葉は、医療という仕事だけでなく
私が現在行っている仕事に対しても
非常に示唆のある言葉だと思います。
先生方のキャリアの総括や今後のキャリアプランの希望
仕事だけでなくご家族等を初めとした様々な要因を踏まえた上で
将来の選択肢の提案を行っていく事。
希望条件だけのマッチングではなく
上記の要素を含めた提案は
まだまだ人工知能には不可能だと思います。
ですが、日々進歩している人工知能
私自身も日々の研鑽を積み
より良いご提案相談を行えるように精進しなければと気持ちを新たに致しました。
ご転職をお考えの先生は相談だけでも構いませんのでご連絡頂けばと思います。
それではまた次回のブログでお会いしましょう。
※本記事のデータ等に関しましては
医師専門コミュニティサイト「MedPeer」調べでございます。