■ 甲子園への道 ■(南)
エージェントブログをご覧の皆様、
ISITENの南です。
まだまだ梅雨が明けない今日この頃ですが、
甲子園に向けての熱戦の幕は上がりました。
と、特に上手くもない口上で始めさせて頂きましたが、
早いもので、今年もこの時期がやって参りました。
8月7日から開催される
夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)に向け、
各地で予選が始まり、激闘が繰り広げられております。
3年生にとっては、負けたら引退を意味する、
一発勝負のトーナメントです。
甲子園常連の強豪校にとっては、
もちろん意味合いは異なりますが、
多くの学校は“甲子園出場”を目指して戦っております。
甲子園切符を賭けての執念がぶつかり合い、
壮絶な試合とストーリーが各地で展開されるので、
この時期の私は、わくわくが止まりません。
世間では、リオ五輪開催期間と重なるので、
今年は影が薄いなど危惧されてはおりますが、
余計なお世話です。
オリンピックに野球はありません。
本来、次回のブログの話題にしようと思ってはいたのですが、
その場合、「既に開幕してしまっているじゃないか!」
と、気付いてしまったので、今回に持ってきました。
まぁ、次回も触れるつもりなのですが(笑)
それでは、恒例(?)の注目校紹介です。
沖縄以外はまだまだ予選が始まったばかりではありますが、
今年も、各地域の個人的な注目校を独断と偏見でピックアップさせて頂きました。
※心情的には各都道府県ごとにご紹介したいのですが、スペース的にも限界があり、
そもそも誰も求めていないと思いますので省力します!
<北海道>
●駒大苫小牧(南北海道)
2004年~2006年にかけての優勝・優勝・準優勝の輝かしい時代から約10年。
夏の彼らを久しく見ておりません。近年代表まであと一歩のところまで来ています。
あの威圧感あふれるユニフォーム、駒大コンバット(チャンス)の軽快なメロディーを再び!
ちなみに現監督は、2004年優勝時のキャプテンである佐々木監督です。
<東北>
●仙台育英(宮城)
昨年は惜しくも東海大相模に競り負け準優勝でしたが、その戦いぶりは感動を与えてくれました。
あの花巻東(岩手)が予選敗退した今、東北に初の優勝旗を持ってこれるのはもうココしかありません!
他にも県内出身者中心ながらも近年の甲子園では素晴らしい実績を残す日大山形(山形)も期待しております。
<関東>
●横浜(神奈川)
今年のドラフト1位候補の藤平投手を擁する横浜が甲子園で輝きを見せるのか?
甲子園の歴史を語る上では外すことの出来ない名門がこの横浜高校です。
名将・渡辺元智監督の勇退に伴い、後を受けた平田監督の手腕が見物です。
何と言っても激戦区神奈川、昨年の全国優勝校であり、永遠のライバル・東海大相模との戦いに注目です。
<東海>
●東邦(愛知)
注目は藤嶋選手。
プロ野球では大谷選手が2刀流として活躍をしておりますが、
この藤嶋選手は「エース」で「4番」で「キャプテン」という“3刀流”です。
1年時から活躍していた彼も、ついに3年生。
愛知は他にも中京大中京、愛工大名電、享栄と私立強豪校がひしめき合います。
有終の美を飾れるでしょうか。期待です。
<北信越>
●敦賀気比(福井)
ここ数年、北陸では圧倒的な力を誇るのがこの敦賀気比高校です。
昨年の選抜優勝も記憶に新しいのではないでしょうか。
その優勝に導いた絶対的エースの平沼選手が抜け戦力低下が危ぶまれましたが、
去年の夏も経験した、山崎投手がチームを引っ張ります。
さて、今年の選抜の北信越代表はこの敦賀気比と、福井工大福井の2校でした。
夏の代表枠は1つ。激戦は必須です。
<近畿>
●履正社(大阪)
東が藤平投手なら、西は履正社の寺島投手でしょう。
世代最強左腕の呼び声も高く、プロのスカウトからの注目も一身に浴びています。
しかし、神奈川と並び最難関の大阪。そこには最大のライバル 大阪桐蔭が立ちはだかります。
おそらく履正社は全国で勝ち進めるかどうかは心配ではありません。
この大阪桐蔭に勝てるかどうかが最大のポイントです。大阪桐蔭には同じくプロ注目の高山投手がいます。
さらに、過去2回のオリンピックイヤーには全国優勝をしているとのデータもあり、
ここが天王山になることは間違いないでしょう。
<中国四国>
●高松商(香川)
秋の神宮大会を制したにもかかわらず、選抜ではそれ程注目されなかった高松商。
しかしその鬱憤を晴らすかのように、見事準優勝!
神宮大会の結果がフロックではないことを証明しました。
私立優勢のこの時代に公立旋風を巻き起こし、風穴を開けてもらいたいものです。
ちなみに、選抜には同じく香川の小豆島高校も21世紀枠で出場しました。
個人的にはどちらも出場して欲しいのですが、これが夏の厳しさです。
<九州>
●秀岳館(熊本)
NHKの高校野球解説でお馴染みだった鍛治舎(かじしゃ)さんが監督を務めます。
解説時代は優しい印象でしたが、選抜で見せた秀岳館の強打でアグレッシブな野球は、
強烈な記憶として脳裏に焼き付いております。
今年、熊本は地震により甚大な被害を受けました。
県民の想いを乗せ、再び甲子園で輝きを放つことができるでしょうか。
以上です。
果たして、このうち何校が本戦に出場できるのでしょうか?
興奮が収まりません。
さて、昨年は高校野球生誕100周年ということで、大いに盛り上がりました。
今年はというと、どうでしょう。
某高校野球好き有名人も仰っておりましたが、今年の甲子園は“第98回大会”です。
そう、第100回記念大会まであと少し。
つまりこの大会は、第100回大会時に3年生として主役となる未来のヒーローたちが、
1年生として見参する大会なのです!
上に挙げた高校にも、中学やシニア時代に輝かしい実績を残した
トッププロスペクト(超有望株)が入学し、覇を競い合っています。
個人的には、そういった未来のヒーローを発見する楽しさがあるのが、
今年の大会の特徴と言えますね。
そして最後に一つ気掛かりなことが・・・
台風です。
今年は台風が来ない。異常に来ない。
もしも、今後7月後半~8月にかけて、
台風がまとまって来ようものなら、
試合日程が大幅にずれ込むことになってしまいます。
そうなると、連戦連戦の無理なスケジュールにならざるを得ず、
球児のコンディションが非常に心配されます。
来るなら(甲子園が終わる)8月下旬に!
とは言いませんが、台風も少し気を利かせて頂ければ、
と願っております。
それでは、
次回もよろしくお願いします。